攻略法
Craft Stadiumの評価制度〜動画を提出する理由〜
はじめに
近年、テクノロジーの急速な発展とともに、情報伝達の方法も大きく変化しています。
従来のスライド形式の発表では、聴衆の興味を惹きつけ、効果的にメッセージを伝えることが難しくなってきました。
それだけではなく、ことハッカソンの評価においては、アイデアの新規性やプレゼン力に重きがあり成果物そのものよりもいかに魅せるかが重要視される傾向にありました。デザインツールのみで表現でき、コーディングの意義が薄れてしまうケースも散見されました。
そこで、CraftStadiumでは、発表形式をデプロイしたプロダクトと動画に移行し、評価制度の変更を行うことにしました。この決定には、エンジニアリングを大衆化したいという思いが込められています。
なぜ動画を作るべきか
1. 短時間でエッセンスを伝える力が身に付く
現代人は情報過多の時代に生きており、膨大な情報の中から必要なものを素早く見つけだし、本質を理解することが求められています。動画発表は、限られた時間内にプロダクトのエッセンスを凝縮し、わかりやすく伝えるスキルを養う絶好の機会となります。
2. 多くの人にサービスを届けることができる
動画は、視覚と聴覚の両方を活用することで、より多くの人にサービスの魅力を伝えることができます。文字だけでは伝えきれない感動などいった情報も動画であれば表現することができます。
例えば、BeRealの動画を例に挙げてみましょう。最初に問題提起から入り、プロダクトの使い方、実際の使用感、操作方法、特徴、どこでアプリを利用できるかを驚くことに15秒でまとめています。プロモーション寄りの事例にはなってしまいましたが、動画で説明することの良さは伝わったのではないでしょうか?
3. 視聴のハードルの低さと拡散の可能性
また、スライド形式の発表では、関心のある人しか資料を見ようとしない傾向があります。発表者がどれほど熱心に説明しても、聴衆の多くは自分に直接関係ないと感じれば、スライドに目を向けようとしません。
一方、動画は再生するだけで情報を得られるため、視聴のハードルが低いだけではなく、バイラル効果も期待できるため、発表内容を広範囲の人々に届けることが可能となります。
ユーザー間の評価と盛り上がり
動画形式の発表は、ユーザー間の評価や盛り上がりにも大きく貢献します。
CraftStadiumのレイド(=ハッカソン)の審査基準には、「プレイヤー評価の相対評価」というのがあります。具体的には、”xxxxxなプロダクトはどれか”の観点で選び、その数で順位づけをして点数化(1位 100点 2位 90点… n位 0点 n≥10の場合 複数チーム0点)する、つまりは参加しているプレイヤー同士で評価をし合うということです。
互いのプロダクトを視聴し、コメントやリアクションを通じて学び合うことでレイド全体のエネルギーが高まります。このような交流や評価する側になることは、プレイヤーにとって貴重な学びの機会となり、プロダクトの質の向上にも繋がります。
おわりに
ハッカソンプラットフォームCraftStadiumは、プロダクトと動画を使った発表への移行によってプレイヤーのスキルアップ、マーケティング効果の最大化、ユーザー間の交流促進、そしてレイド(=ハッカソン)の質の向上を目指します。
プレイヤーの皆様は、この機会に動画で自身のプロダクトを最大限にアピールしていただきたいと思います。(どうやって制作すればいいかに関しては別の記事でご説明いたします。)
CraftStadiumが、皆様の想像力と情熱を結集する場となることを願っています。
現在、6月29日に開催される「Live Excitement Products Hackathon - その場で盛り上がるプロダクトを作ろう」の観客席を募集しています。https://www.craftstadium.com/raid/RR240629
観客の申し込みはこちら
→https://forms.gle/tpNYWfVRivWK87J17
Masuda Yosuke
最終更新 5 months ago